家族のゆくえ

okadajn2006-09-16

吉本隆明 著
光文社 発行

前半は、実体験もあり、彼の子育てを彼が語るように書かれていたので読みやすく、自分のこれまでも反省したりしたのですが、後半吉本自身の今に近くなると、やはり吉本の文体の戻り、言葉は読めてもなかなか理解しにくいのです。ただ、自分を語りとなるとぐっと直接的で、言いたいことも端的はっきり明瞭です。バーバ夫婦もこれから後半にさしかかってきたので、2人の生活を考えて生きていく必要性は感じました。