2006-09-15 沖で待つ 絲山秋子 著 ㈱文芸春秋 発行表題の作品が芥川賞受賞作、そして「勤労感謝の日」という短編と2作品が収められています。 どちらとも30代後半にさしかかろうとする女性が主人公です。 芥川賞というと難解さが残る作品が多いのですが、彼女の作品は文章も主題も今の女性の真意をついているようでとても読みやすく、好感が持てました。 表題の作品は男女の友情がテーマ。作品も短く、特に無駄のない語り口。バーバは好きでした。