アーモンド入りチョコレートのワルツ
著 者 森 絵都
発行所 ㈱講談社
子供は眠る ロベルト・シューマン 子供の情景より
彼女のアリア J・S・バッハ ゴルドベルグ変奏曲より
アーモンド入りチョコレートのワルツ エリック・サティ 童話音楽の献立表より
この本は三つの全くつながりのないお話があります。共通点といえばおわかりのとおり、クラシックそれもピアノ曲をモチーフにしていること。
バーバはまったくクラシックに疎いのですが、この3編を読んでいて音楽にも人生があるんだな〜と感じました。
また、人には、人生の中に、そして思い出とともに音楽が存在しているのでしょう。けっしてクラシックに限るわけではありません。
そういえば特に思い出として自分の中にある部分によくそのころ流行していた曲や、また関わっていた人たちが好きだった音楽が懐かしく思い出されることがあります。
作者である森さん自身もピアノ曲を弾き、思い入れを持って初めての短編集にこれらピアノ曲を題材にしたとあとがきにも書いておられます。
こういう風に作品ができてくる森さんにも素敵ですね。