2009-01-14 3茗荷谷の猫 茗荷谷の猫作者: 木内昇出版社/メーカー: 平凡社発売日: 2008/09/06メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (30件) を見る巣鴨染井の「染井の桜」からはじまって、タイトルの「茗荷谷の猫」(茗荷谷町)など9編の物語が収められています。どれも江戸時代や戦前戦後の名残を残す地名を舞台としている、そして家、登場人物が微妙につながりを持っているのが、うまいというのか、心憎いというか、大衆小説と呼ぶのがいいか困ってしまうような1冊でした。 好きだったのは、最初の「染井の桜」と「庄助さん」。桜の花が好きで、映画もすきな私がやはり選んでしまうお話です。