ウルトラ・ダラー

okadajn2006-07-17

手嶋龍一 著
㈱新潮社 発行

著者の手嶋さんは、テレビの画面で何回も拝見したことがあるので、こうやって小説を書かれるというのが少し、不思議な感じがしています。
内容はつい最近も話題となった北朝鮮の拉致とミサイルを中心としたフィクションでなかなかテンポのいい作品です。最後がちょっと並な(?)終わり方で残念な気がしますが、作品の登場人物はよく描けているし、とにかく日本を良く映し出すのは模倣する(?)外国人だったりするのはうなずけます。
フィクションだけど特派員だった著者を考えると実際にありそうかなって思わせるところに利があるのはいいすぎでしょうか。